ワキガ手術のデメリットは？しない方がいいと言われる人や術後の失敗例・後遺症について解説！

「ワキガ手術のデメリットは？」

「ワキガ手術をしない方がいい人はどんな人？」

ワキガ手術のデメリットについて気になっている人の中には上記のような悩みを持っている方が多いのではないのでしょうか。

実際、ワキガ手術には以下のようなデメリットが存在します。

また、ワキガ手術は傷跡が残りたくない人や汗の量だけが気になる人はしない方がいいです。

当記事ではワキガ手術の失敗例や後遺症について解説します。

さらに、ワキガ手術のデメリットだけでなく、切らないワキガ治療に関しても解説しています。

ワキガを治す方法は手術以外にも選択肢があるので、ワキガを治したい方は是非参考にしてください。

この記事でわかること
ワキガ手術のデメリットとは？	ワキガ手術のデメリット
ワキガ手術をしない方がいい人は？	ワキガ手術をしない方がいい人の特徴
ワキガの手術の失敗例が知りたい	ワキガ手術の失敗例
ワキガの手術ってどんなものがある？	ワキガの主な手術法の種類を５つを紹介

ワキガ治療のデメリットは傷跡が残ったりダウンタイムがあること

ワキガ治療のデメリットは以下の通りです。

ワキガ手術はワキを4~5cmほど切り、そこからアポクリン汗腺を取ることでワキガを治す治療法です。

皮膚を切って行う手術のため、当然失敗のリスクも伴い、デメリットもあります。

ワキガ手術を受けて後悔しないためにも、必ずワキガ治療のデメリットを理解しておくようにしましょう。

それぞれのデメリットについて具体的に解説しているので、参考にしてください。

ワキガ手術後は必ず傷跡が残る

手術を受ける際に覚悟しておくべきデメリットの1つが、手術後の傷跡です。

ワキガ手術には皮膚を切開する必要があり、そのため手術部位には必ず傷が残ります。

手術後の傷跡は個人差がありますが、一般的には数センチから数十センチに及ぶ線状の痕が残ります。

また、赤みや凹凸なども見られることがあります。

時間が経過するにつれて、徐々に目立たなくなってきますが、肌質や体質によっては目立ってしまう場合もあります。

このような傷跡は、人によっては洋服の選択や露出する場所に出ることができないなど、影響の出る可能性があります。

手術後、傷跡が目立つことで自信を失い、露出の多い場面で不安を感じるようになったという声や、傷跡が痛みの原因になることもあり、一部の動作が制限されるようになったという声も実際にあります。

ワキガ手術を受けるか選択する際、手術後に傷跡が残るということは重要なポイントとなります。

ワキガ手術を検討する際は、傷跡が残ることについてしっかりと把握し、そのリスクを理解しておきましょう。

ワキガ手術は必ずしもワキガが治るとは限らない

ワキガ手術を受けることで完全にワキガが解消されることが保証されるわけではありません。

手術を受けても、再発やワキガ臭の軽減が得られない場合もあります。

もちろん、ワキガ手術を受けることでワキガの症状は改善されることもありますが、根本的な原因を取り除くことが難しい場合もあります。

ワキガの原因は汗腺からの分泌物と皮膚表面の細菌が混ざり合うことで起こりますが、手術がそのメカニズムを完全に阻止できるわけではありません。

手術後もワキガの臭いが残り、期待していた効果が得られなかったという声や、手術後に一時的に改善したものの、数か月後に再びワキガの症状が現れたという声もあるというのは事実です。

ワキガ手術を検討する際は、その手術が完全にワキガを解消するとは限らないことを理解しておくことが重要です。

手術の成功率やリスクについて医師と相談し、適切な選択をしましょう。

ワキガ手術後すぐは日常生活に支障が出る

ワキガ手術後、すぐに日常生活に支障が出ることがあります。

手術後の回復期間は、個人差がありますが、一般的には数週間から数か月に及ぶことがあります。

手術直後は、日常生活におけるさまざまな活動に支障をきたす可能性があります。

手術後の数日間から数週間は、傷口の癒合を待つ必要があります。

そのため、傷口が開いてしまわないようにワキを開くような動きをしてはいけないということや、ワキまで入浴してはいけないなど、日常生活でのある程度の制限を受けることになります。

また、運動や激しい活動は避けなければなりません。

実際に、手術直後は腕を上げることもままならず、普段の家事や仕事に支障をきたした方や、手術後の痛みや不快感から、普段の日常活動を制限せざるを得ない状況になる方もいます。

手術後の日常生活における制約や不自由さを理解しておくことは重要です。

手術を検討する際には、手術後の生活への影響についても事前に医師と十分に話し合い、備えておくことが必要です。

参考：『ワキガ手術』みやた形成外科皮ふクリニック

ワキガ手術は後遺症や合併症の症状が現れる可能性がある

ワキガ手術には、後遺症や合併症が現れるリスクがあります。

手術後に症状が発生する可能性は低いですが、完全にゼロではありません。

手術に伴うリスクとして、感染症や出血、傷口の治癒の遅れなどが挙げられます。

また、手術部位の神経やリンパ管への損傷により、感覚の変化やリンパ浮腫が発生することもあります。

実際に手術後に傷口からの感染症を発症し、再度の治療が必要となった事例や手術後、リンパ浮腫に悩まされた事例などもあります。

ワキガ手術を検討する際は、副作用や合併症のリスクについても事前に理解し、それを考慮した上で医師と相談することが大切です。

手術のリスクを最小限に抑えるためにも、事前の十分な情報収集は行いましょう。

ワキガ手術は傷跡や汗の量だけが気になる人はしない方がいい

ワキガ手術は傷跡が気になる人や汗の量だけが気になる人はしない方がいいです。

ワキガ手術は傷跡が残るのを避けられず、臭いではなく、汗の量がだけが気になる人は多汗症の可能性があるからです。

ワキガの改善を希望していても上記が気になる場合は他の治療法の検討が必要になってきます。

そのため、自分に合った治療法などが気になる方は医療機関で専門の医師に相談するようにしてみてください。

ワキガ手術の失敗例は臭い戻りや費用の高さ

ワキガ手術の失敗例は臭い戻りや費用の高さです。

臭い戻り	アポクリン腺が完全に除去しきれていない
高額な費用	手術料金の他にオプション代が別途かかる可能性あり

ワキガ手術は、効果的な治療法ですが、失敗例も存在します。

手術を検討する前に、複数の医療機関で相談し、費用やリスクについてしっかりと理解した上で、慎重に判断しましょう。

ワキガの手術後でも臭いが改善せず効果を感じない

ワキガ手術は、アポクリン腺を除去することで臭いを改善する治療法ですが手術後も臭いが残る場合があります。

理由は、手術中にアポクリン腺が完全に取り除けなかった場合、臭いの原因となる可能性があるからです。

さらに、ワキガの原因がアポクリン腺だけでなく、多汗症の場合、手術の効果が不十分となる可能性があります。

ワキガ手術後も臭いが残る場合は、焦らずに医師に相談することが大切です。

原因を特定し、適切な対策を講じることで臭いを改善できる可能性があります。

想像以上に費用が高くなる

ワキガ手術の費用は想像以上に高額になる場合があります。

手術方法や症状の重症度によって、費用が大きく異なるからです。

さらに、保健適用ではないものがあったり、傷跡ケアや痛み止めなどのオプションを選択すると費用が高額になります。

ワキガ手術費用やオプションの内訳は、以下の項目で構成されています。

• 手術費用： 医師の技術料、手術室使用料、麻酔料など
• 検査費用： 術前に必要な血液検査やレントゲン検査などの費用
• 薬剤費： 術後の痛み止めや抗生物質などの費用
• 診察料： 術前・術後の診察料
• その他： ガーゼや包帯などの消耗品費用

ワキガ手術を受ける前に、必ず複数の医療機関で費用を比較検討し、見積もりをもらうことが重要です。

また、手術方法やオプション内容についてもしっかりと理解した上で納得してから手術を受けるようにしましょう。

切らないワキガ手術は高いが痛みが不安な方にはおすすめ

ワキガを治す方法には、皮膚を切るワキガ手術だけではなく、切らないワキガ治療もあります。

切らないワキガ手術には以下のような種類があります。

特におすすめの治療法は、ミラドライとビューホットです。

ミラドライは、多汗症治療のために開発された治療機器で、マイクロ波でエクリン腺とアポクリン腺を破壊します。

ビューホットは、ワキガ専用の治療機器で、ワキガの元となるアポクリン腺をピンポイントに狙って破壊することができます。

ミラドライとビューホットに関しては中程度以上のワキガに有効的で、相場は20万〜30万ほどとなっています。

また、ミラドライとビューホットは永続的な匂いの軽減を期待することができます。

ボトックス注射は、脇の下にボトックスを打ち汗の分泌量を減らすことで、ワキガを軽減するという治療法です。

料金は2万円程度からとお手軽ですが、効果は半年ほどと限定的になります。

これらの切らない治療法にはメリットも多くあるので、具体的に解説します。

皮膚を切るワキガ手術に少しでも不安のある人は是非参考にしてみてください。

切らないワキガ治療のデメリットは効果にばらつきがあり高い

切らないワキガ治療にはいくつかのデメリットがあります。

まず、切らない治療法の効果にばらつきがあります。同じ治療を受けた患者でも、個人差によって効果が異なり、完全な改善が得られない場合があります。

このことは患者にとって不確定要素となります。

ですが、効果のばらつきに関してはワキガ手術にも同様のことが言えるため、切らないワキガ治療だけでなく、ワキガ治療全体に言えることでしょう。

切らないワキガ治療は費用が高額になる場合があります。

なぜなら、ミラドライやビューホットは保険適用外となるためです。

ワキガ手術であれば、保険が適用される場合もありますが、切らないワキガ治療は自由診療となるため、費用は高額となってしまいます。

以上のデメリットを踏まえると、切らないワキガ治療を選択する場合には、そのデメリットを理解し、慎重な判断が必要です。

専門家との相談を通じて、自身に最適な治療法を見つけましょう。

切らないワキガ治療のメリットは痛みが少なくダウンタイムも短い

切らないワキガ治療には以下の3つのメリットがあります。

まず、皮膚に傷跡が残らない治療法である点が挙げられます。

皮膚への刺激が少ないため、傷跡がワキに残る可能性は殆どありません。

ワキガ手術では必ず傷跡が残ったり、痛みが出る場合もありますが、そういった影響を避けることができます。

術後に傷跡を気にせず、露出のある洋服を楽しめるのはワキガ治療のメリットです。

さらに、切らない治療法は、合併症や感染症のリスクが低いという利点があります。

ワキガ手術では、皮膚を切るため傷口から感染するなど、リスクが伴います。

ですが、切らないワキガ治療は大抵の場合で傷口ができないので、感染症や合併症のリスクは格段に低下します。

皮膚に傷跡が残らず、感染症や合併症のリスクが低下することで、日常生活への影響は殆どありません。

切らないワキガ治療には、基本的に生活制限はなく、当日からシャワーを浴びることも可能です。

日常生活にほとんど影響を出さずにワキガを治療できるのは非常に魅力的です。

これらのメリットから、切らないワキガ治療は、手術に比べてリスクが低く、日常生活への影響が少ないため、ワキガ手術に少しでも不安がある方にはおすすめの治療法です。

ワキガの主な手術法の種類と料金を５つを紹介！

ワキガの主な手術法の種類と料金は以下の通りです。

手術法	相場料金
ミラドライ	130,000～200,000円
ビューホット	150,000～250,000円
ボトックス注射	30,000～50,000円
剪除法	300,000円～400,000円
ローラークランプ法	300,000円～400,000円

どのワキガ手術にしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

ミラドライは費用をかけずにワキガ治療をしたい人におすすめ

ワキガ手術の中でも、ミラドライは費用を抑えたい方におすすめです。

ミラドライは、皮膚を切開する必要がないため抜糸や消毒などのケアが必要なく、通院回数も少なくて済むからです。

さらに、アポクリン腺を直接するので再発リスクが低くく、長期的な目線で見たときに費用を抑えられます。

しかし、ミラドライはすべてのクリニックで取り扱っているわけではないため、事前にクリニックに確認しましょう。

参考：『ミラドライ』大阪みなと中央病院美容医療センター

ビューホットはダウンタイムが少ないので小学生にもおすすめ

ビューホットは、ダウンタイムが短く痛みも少ないため小学生にも選択肢の一つとして検討可能です。

ビューホットは以下のようなメリットがあります。

ビューホットは、ダウンタイムが短く、痛みも少ないため、小学生のワキガ治療にも有効な選択肢と言えるでしょう。

ただし、小学生のワキガ治療は、成長期であるため、慎重に判断する必要があります。

ボトックス注射は痛みが苦手な人におすすめ

ボトックス注射は、メスを使わずにワキガ治療ができるため、痛みや腫れが少なく、手軽に受けられるのが魅力です。

ボトックス注射は注射のみで完了するため、傷跡が残りません。

また、麻酔を使用するため、痛みを感じにくく施術時間も短いという特徴があります。

そのため、ボトックス注射は痛みや時間を気にせずワキガ治療を始めたい方に最適な方法と言えるでしょう。

剪除法はワキガの根本改善を目指す人におすすめ

剪除法は、ワキガの原因となるアポクリン腺を直接除去する手術法なので根本的な改善が期待できます。

剪除法が選ばれる理由は、以下の3つが挙げられます。

剪除法は、ワキガの原因となるアポクリン腺を直接除去するため、ワキガを根本的に改善したい方におすすめです。

ただし、手術であるため、傷跡が残る可能性やダウンタイムがあるなどのデメリットもあります。

そのため、十分に医師と相談してから検討するようにしましょう。

参考：『ワキガ（腋臭症）の治療〜ニオイの診断と手術～』日本医科大学武蔵小杉病院

ローラークランプ法は傷跡を残したくない人におすすめ

ローラークランプ法は手術後に傷跡を残したくない人におすすめです。

皮膚を切開することなく、専用の器具を使ってアポクリン腺を吸引・除去するワキガ手術法だからです。

ローラークランプ法が選ばれる理由は、以下の3つが挙げられます。

• 傷跡が目立たない：皮膚切開が小さいため
• ダウンタイムが短い：傷跡が小さいため、治癒も早い
• 痛みが少ない：皮膚を切開しないため

ローラークランプ法は、傷跡が非常に小さく、目立ちにくいのが特徴です。

そのため、傷跡を気にせずワキガ治療を受けたい方におすすめです。

ワキガ手術で失敗や後悔しないために知っておくべきこと3つ

ワキガ手術で失敗や後悔を避けるためには、以下の3つのポイントをしっかりと理解しておくことが重要です。

ワキガ手術を検討中の人は上記を頭に入れながらクリニックを選びましょう。

ワキガ治療専門のクリニックや医師を選ぶ

ワキガ手術で失敗や後悔を防ぐためにはワキガ治療専門のクリニックや医師を選ぶようにしましょう。

ワキガ専門クリニックの経験豊富な医師はその分野に対する研究も行っており、様々な症例に対応することができるからです。

また、丁寧なカウンセリングから患者さんの悩みや希望をしっかりと理解したうえでプランの提案ができます。

さらに、それにより一人ひとりの患者さんに合った治療を提供することができることも大きな特徴です。

手術前のカウンセリング時に疑問や不安点を解消する

ワキガ手術で失敗や後悔しないためには、手術前のカウンセリングで疑問や不安点を解消することが重要です。

カウンセリング時に医師としっかりと話し合うことで自分の症状や希望に合った治療法を選ぶことができるからです。

さらに、手術に伴うリスクや副作用について理解して納得した上で手術を受けることができます。

また、カウンセリングでは、以下の点について医師に質問することをおすすめします。

ワキガ手術のカウンセリングを検討している方はぜひ参考にしてください。

手術後は重たいものを持たずに必ず安静にして過ごす

ワキガ手術後は、重たいものを持たずに安静に過ごすことが重要です。

重たいものを持ったり、激しい運動をしたりすると、傷口が開いて治癒が遅れたりする可能性があるからです。

さらに、ワキガ手術後のケアを怠るとアポクリン腺が再発する可能性もあります。

ワキガ手術後は、安静に過ごすことで傷口の治癒を促進し、腫れや内出血を防ぎ、再発リスクを軽減することができます。

そのため、術後は医師の指示に従い、しっかりと安静に過ごしましょう。

参考：『腋臭症・多汗症術後合併症』日本橋形成外科

ワキガ手術のデメリットに関する質問

制汗剤とワキガの関係についてここまで説明しましたが、まだまだ疑問点が残っている方もいるかと思います。

そのため、以下では制汗剤とワキガに関するよくある質問についてさらに説明していきます。

ワキガ手術を考えている方はデメリットをしっかりと理解しておこう

ワキガ手術には以下のデメリットがあります。

これからワキガ手術を受けようか検討している方は、必ずデメリットを理解した上でワキガ手術を受けるようにしましょう。

また、少しでもワキガ手術に不安がある方は、切らないワキガ治療を選択することをおすすめします。

後に後悔しないためにも、自分に適した治療法で、ワキガ治療を行いましょう。